2018年、スキンケア&美容業界の絶対知っておきたい4つのトレンド

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2018年、美容業界の絶対知っておきたい4つのトレンド

2018年が始まりました。新年のこの時期、年末年始に使い過ぎたクレジットカードの請求や食べすぎで増えた体重を見てちょっとびっくりしたりしてます。

そして新年は、世界中でおこっているありとあらゆる進化を確認する時期でもあります。
2018年のスキンケア業界ではいったいとんな新しいことがおこるのでしょうか。

2018年、ニューヨークから東京まであらゆる世界のマーケットにおいて、ビューティー&パーソナルケア業界では変革を経験することになるでしょう。
企業はより環境を重視するようになるため、「ナチュラル」という概念はローカル生産や技術によってよりよいものになっていく原材料や製品、サービスなどに広がっていきます。

消費者は個人のニーズにあわせてつくられた美容製品を求めるようになり、企業は、年齢、性別、性的趣向、身体的特徴といった違いによるひとりひとりの違ったニーズを取り入れるようになります。
顧客は自分が買う製品やブランドに自分の価値感や信条を反映されていることを望むようになり、ブランドのもつイメージやアイデンティティがさらに重要になってきます。

それでは、4つの大きなトレンドを見ていきます。

1.ローカルな地元志向


近年、スキンケアでは「ナチュラル」が多くの女性に支持されてきました。そして、この傾向はさらに強まり、「基本に戻る」ことを選ぶ人が増えてきています。地元でとれる原材料を使い、地元で生産されたものを少量だけ買うという「ローカル(地元)主義」または「地産地消」の流れにつながっていきます。これは、単なる流行ではなく、ライフスタイルにかかわる選択です。
こういった流れは、自分のアイデンティティや価値観が反映された製品を買いたいと考えている人々の層から魅力的にとらえられています。ローカルな製品を買うことで、製品や製造過程、原材料の生産を守るというほこりが生まれます。

例えば、私の好きな「ローカル」なブランドをご紹介します。

アジャリ ハンドメイド ナチュラル 【AJALI Handmade Naturals】

ナイジェリアで100%天然成分の美容製品をつくっているブランドです。
道徳的風土のブランドで、フェアトレードを推奨しています。地元の農家と契約し西アフリカ固有の原材料(未精製のカカオバター、ヴァージンココナッツオイルなど)を使っています。自分が自分であることを受け入れることの大切さを顧客に訴えています。

https://ajali.com.ng

2.カスタムメイドの製品


個人にあわせてあつらえたスキンケア製品が登場します。
自分のオリジナル製品が手に入るなんて、素晴らしいアイデアですよね!
このカスタムメイドスキンケアのトレンドは昨年も多くの潮流がありましたが、2018年はさらにもっと注目を集めることになります。

例えば、

Blend and Boost
https://www.blendandboost.com

Subtle Green
https://www.subtlegreen.com

といったブランドがこのトレンドを体現しています。
スキンケア分析や調査によってあなたの肌が何を必要としているのかを洗い出し、保湿剤やいろいろなスキンケアをあなただけのために作るのです。
大きな化粧品会社もこのカスタムメイドのトレンドに力を入れています。
クラランスは、最近「DIYブースター」を発売しました。
これは、肌が元気ないときや保湿が必要と感じた時に、毎日使っているクリームに数滴混ぜて使います。

Yarok Hair Care

https://yarokhair.com

このブランドは、ニューヨークの100%ヴィーガン対応のバーで、顧客の目の前でアロマテラピーをベースとした材料を調合するオーガニックヘアケアブランドです。ブランド創設者のモルデチャイ・アルボウは、「すべての原材料は効果ばかりでなく顧客が期待するエコフレンドリー度もテスト済みである。」と言っています。

もう一つ、私の好きな企業が韓国のスキンケア製品をつくているToun28です。
Toun28は毎月28日に、登録している顧客にオーガニックスキンケア製品を届けるというシステムです。
一度登録すると、登録者は肌の状態の分析をし対話をします。ブランドはビッグデータを使って顧客に合わせた新鮮な製品を作ります。
現在のところ、Toun28は韓国だけで営業していますが、将来的に海外市場への進出も計画しています。最初に日本にきてくれるといいのにと願っています!

http://www.toun28.com

デジタル


2018年、デジタル技術がショッピングをよりパーソナルなものにします。化粧品ブランドは顧客の顔を製品を使う場所としてだけではなく、購買行動を通して好みを推し量るツールとして使うようになります。
アプリがヴォイス技術により適格な製品をおすすめする、顧客のためのパーソナルアシスタントとなります。
これらのテクノロジーはSNSにおいても普及し、美容情報を探している人を購買につなげるようになります。

これは興味深い例なのですが、スペインではSNSで美容情報をみている33%の人はSNSで直接製品を買いたいと思っているという調査があります。
アメリカでは18歳から27歳のデジタル世代の人々の67%は実店舗で製品情報をショップスタッフに聞くより、自分のスマホなどのデバイスで製品に関する情報を集める方がよいと考えています。
イギリスでは、ファッション製品を買う人の30%は、デジタル画面で製品情報を見る方が店舗内でみるよりいいと感じています。中国では、20歳から49歳の美容製品の購買者の35%はパーソナルな要望に基づいた美容製品を勧めてくれるスマホアプリを使ってみたいと考えています。

2018年には、生体的数値のビジネス利用も広がっています。視線の動き、心拍、ボディランゲージ、スピーチなどが顧客の好みや性格をあらわす重要なファクターとして扱われるようになります。

日本の大手化粧品会社カネボウは、スマイルコネクトアプリを開発しました。これは、肌水分センサーにより顧客の日々の肌状態のデータを集め、季節に応じ、顧客に最もあっているスキンケア情報を提供するというものです。


カネボウ
http://ap.kanebocos.net

モディフェイスは、顧客の視線を追跡することによりコンバージョン率を上げる新しいテクノロジーを利用したアプリです。
視線の動きを追跡することで、顧客が何に一番興味を持っているのかを探り、企業が顧客に購買を促したり、さらに詳しい情報を提供することを可能にしています。

心理面を探られるようで怖いような気持ちもしますが、このような技術は現実のものとなっているのです。
Smashbox
https://www.smashbox.com
ModiFace
https://itunes.apple.com/app/modiface-live/id1062001907

4.ジェムストーン・クリスタルが入ったスキンケア

クリスタルなどジェムストーンを好きになると面白いことが起こります、
私ははじめ、1個、2個を持っていただけでした。そして、次第に数は増え、家の中のすべての部屋に一つはあるくらいになりまいた。それを首につけたり、水の中に沈めたりして楽しんでいます。
そして、おそらく次は、ジェムストーンを肌に塗りたくることになるでしょう。
クリスタル入り美容製品というのが、近ごろはいろいろなところで見られるようになりました。スキンケアからフレグランスまで、ありとあらゆる化粧品にジェムストーンが使われています。専門家は、ジェムストーンが材料の一部として使われていると、使用したときに細胞のエネルギーレベルが上がるのを手助けしてくれるといいます。、
ジェムストーンが化粧品に使われる方法はいくつかあるようです。
ひとつは、精製されて製品の成分に混ざっているものです。これらは、肌の再生や美白に役立っています。数年前、私は韓国製のアメジスト入りフェイシャルマスクを乞いました。それがものすごくよかったのですが、残念ながら、名前が思い出せないのです。
最近の化粧品ブランドは、ジェムストーンをオイルや水に漬け込むという試みをしています。そうすることによって、オイルや水やクリームにジェムストーンのエネルギーがチャージされるというのです。ローレルホールプラントのオーナーであるローレル・シャファー氏によると、
「我々はジェムストーンを純度100%のホホバオイルにつけ、日光に当てます。ジェムストーンからの光の反射がホホバオイルに吸収され、それが我々の“ジェムストーンインフュージョン”となるのです。」
ローレルは天青石、アメジスト、ブラックトルマリンといったジェムストーンをフレグランスに使っています。
https://www.laurelskin.com
このような話、もしも信じられないという方がいましたら、この本をお勧めします。
日本人科学者の江本勝氏による「水は答えを知っている」です。

2018年、スキンケア業界に起こる大きな変化を日本のお店で見られることをとても楽しみにしています。

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